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滝沢こずえオフィシャルブログ 一意専心

蔵王高原坊平にて個人合宿を行いました!

長い長い梅雨が明け暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしですか?

本来ならば今、日本中が東京五輪に沸いていたことでしょう。
アスリートにとって「五輪」という特別な舞台から刺激を受けていたと思いますが、現実は規模の小さい大会ですら中止もしくは延期となっています。

例年、当たり前のようにあった大会や合宿によって、自然と気持ちが高まり、調整を行うことでメリハリのある、刺激的な日々を過ごせていたのだと痛感しています。

東京五輪の開会式が予定されていた7月23日(木)~26日(日)の4連休に今季初となる合宿を行いました!!

合宿と言っても、個人で行ったので選手は私1人のみでしたが、合宿というだけで新鮮な気持ちになり、質の高いトレーニングが行えました!

今合宿の目的は、変化をつけることによる「モチベーションの向上」と、合宿ならではの「追い込み」です。

蔵王高原坊平には、「蔵王坊平アスリートヴィレッジ」があり、ここは文部科学省指定のナショナルトレーニングセンターで、全国に2か所しかない高地トレーニング強化拠点とされています。
標高1000mを超える準高地に、高原の弾力性にとんだ土によるクロスカントリーコースが常設されており、他にも多くのトレーニング施設が存在します。最近ではアスリート向けのケア施設も誕生しました。

短期間ではありましたが本当に素晴らしい環境のもと、いつもと違う環境により気持ちが入り、集中したトレーニングを行うことが出来ました。

目的のひとつであった、「モチベーションの向上」は必然と行うことができ、夜のミーティングでは、スキーヤーとしての目標と、そのための課題を改めて考えました。
目標と課題を明確にしたことで、目標に対する気持ちがさらに強まりました!!

もうひとつの目的である「追い込み」もしっかりと行えました。
今回は地元のコーチにサポートを依頼し、初めてマンツーマンで合宿を行いました。
私1人でもコーチのおかげで死にそうになるぐらい追い込むことが出来ました(笑)

4日間という短期間だったので、 朝の5:30からトレーニングを行い、いつもと違う辛さがありました。

他にも、苦手なトラックトレーニングは、合宿終盤ということもあり身体がボロボロで、振り返ると一番辛かったです。

クロスカントリースキーのトレーニングには欠かせない「ポールラン」は、手にストックをもってスキー場などの坂道を駆け上がります。
乳酸も多く出ますし、手を使うことによってさらに心拍数が上がります。
私の一番嫌いなトレーニングメニューですが、1本1本全力で行いました。
終わった時は地面に座り込んで、しばらく動くことができませんでした(笑)

普段はここまで追い込み続けると身体が持たないので、久しぶりに限界を超えているような感覚になりました。

苦しいのに、なぜか嬉しいのは、やり切る度に強くなっている気がして、目標に近づいている気がするからです。

今年は今までにない年ですが、それもまた試練だと受け止め、自分のやるべきことをやりたいと思います。

1人は孤独ですが、強くなるための孤独は必要ですし、応援してくださる人や協力してくださる人たちはいます。その人たちの存在が私の頑張れる源なので忘れずに頑張りたいと思います!