実は、どうしてもクロスカントリースキーがやりたくて始めたわけではないんです。きっかけは、小学1年生の時にクラスで配られた、地域のちびっこマラソン大会の案内。これで勝てば「トロフィーがもらえるぞ」という先生の言葉に、「欲しい!」と飛びつくように参加を決意。結果は残念ながら20番台。トロフィーはおろか、表彰台に上がることすらできなかったんです。
そんな時、小学校のクロスカントリースキー部の顧問でもあった、担任の先生に声をかけてもらったことがきっかけで始めました。
やっぱりクロスカントリースキーでも目標は一緒。「トロフィーが欲しいな」と思い続けていました。
クロスカントリースキーはセンスだけで勝てるスポーツではありません。
努力した分だけ、結果がついてくる。だからこそ、どれだけ練習がキツくても頑張り抜くことができました。
伸び悩みを感じ、スキーを続けるかどうか、を悩んでいた大学2年生。この1年で結果を出せなければ引退、という覚悟で⼀⽣懸命競技に打ち込んだところ、冬季アジア大会の日本代表に選ばれたことや、ユニバーシアードでの入賞など、納得できる結果を残せました。
改めてクロスカントリースキーで頑張っていこうと胸に誓いました。
私のオリジナルのインソールです。私は足裏の感覚を大切にしています。専門的になってしまいますが、グリップ(登り坂を登るために板に塗る粘着性のあるもの)の利きや、利かせる位置、利かせ方、様々なことで足裏の感覚を使っています。また、インソールがあることで、バランスよく蹴りやすくなり、板へ力をダイレクトに届けてくれたりするのです。
学生時代、毎日の練習の記録をつけていた日記です。練習内容はもちろん、心理状態まで。自信を無くした時は、そっとこのノートを開いて励まされたり、奮い立たされたりしています。過去の自分に助けられることもあります。
小学生の大会で一番大きな大会が県大会でした。小学校2年生の時から毎年出ていましたが、一番高いところには上がれませんでした。しかし、小学校6年生の時に初めて優勝できました。その時に貰ったメダルです。クロスカントリースキーって楽しい! と思わせてくれた、大切なメダルです。
入社して間もない頃は、「結果を出さなくてはいけない」「クロスカントリースキーをさせていただいている」というプレッシャーが大きかったです。でも、社内の人たちとかかわってみると、心から応援してくれる気持ちが伝わってきました。
社員の皆さんの応援が、私のモチベーションを高め、支えてくれています。いつか、その気持ちに応えられるよう、齋藤選手とともに、フォーカスシステムズの一員として、頑張りたいと思います。