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滝沢こずえオフィシャルブログ 一意専心

クロスカントリースキーの醍醐味!〜スキーツアー〜

新型コロナウイルスの話題が世界中を取り巻く中、スポーツ界にも大きな影響をもたらしています。2020年東京オリンピックの動向はとても気になっています。
人命優先はもちろんですが、毎日辛いトレーニングをしている選手にとっては気持ちの整理がつかないと思います。

私は、3/21(土)、3/22(日)に予定していた今シーズン最後のレースも雪不足により中止となり、いつの間にか2019−2020シーズンが終了していました…。

他にも、カナダで予定されていたワールドカップがコロナウイルスの影響で中止となり、世界的にも2019-2020シーズンが終了しました。

今シーズン私が出場したレース数は海外で6レース、国内で8レースの計14レースのみでした。
予定していた国内レースが20レースだったので、海外レースを含めてもそれ以下と衝撃を受けています。

雪不足およびコロナウイルスとダブルパンチを食らった今シーズンはやり切った感覚が無いまま終わり、モヤモヤとしていますが、選手同様に大会関係者も同じ気持ちだと思います。
厳しい状況の中で開催できた8レースが凄く貴重で、開催にあたりご尽力いただいた関係者の方々に感謝します。ありがとうございました!

気が付いたら大会が全て無くなりシーズンオフとなってしまった今シーズンですが、当社理解のもと、予定していた3/22(日)まで引き続き雪上トレーニングを行なっていきます!

毎年行なっているゴールデンウィークの残雪合宿も、今年はできない可能性が高いからこそ、大会が無くても雪上トレーニングができるうちはやりたいという私の希望を優先してもらいました。

全国各地で雪不足の為、雪上トレーニングも厳しい状況ではありますが、私の地元、長野県山ノ内町では山へ行けばまだ雪があります!道路標識が不思議な高さにあるぐらい積もっています!笑

冬季期間は通行止めにし、除雪をしない国道をクロスカントリースキーで滑る事ができ、スキーツアーのようなトレーニングができます。この様なトレーニングは、不整地でのスキー操作が必要になり、とても良いトレーニングです!
また、志賀高原は標高が高く最高地点は2000mを超えているので、自然と高所トレーニングになっています。


かつてクロスカントリースキーは、移動手段のひとつとして利用されていた為、今でも海外へ行くと街と街をつなぐツアーコースがあります。ツアーコースは何百kmにまでなるものもあり、どこまでも行きたくなるようなコースです。これぞクロスカントリースキーの醍醐味だと私は思います!「辛い」「苦しい」だけと思われがちですが、魅力的なスポーツだと思います。


この様なトレーニングを行えているのも、大会がなくなったからで、例年ならば大会コースを滑っていると思います。
“こんなシーズン”と嘆く部分もありましたが、こんなシーズンだからできることもありました!

その一つとして、先週の休養日はアクティブレストでスノーボードに行きました。5年ぶり、人生3度目のスノーボードでした。

毎年やりたいと思うのですが、シーズンギリギリまである大会に備え、怪我を警戒してやる事ができませんでしたが、今年はこんなシーズンだからこそチャレンジする事ができました!


同じ雪上競技なのに、身体の使い方や道具の使い方が全く違い難しかったですが、同じ雪上競技だからこそ、雪面に対する圧のかけ方や、身体のポジションなど共通して考えられる部分もあり、とても楽しかったです!

新しい刺激や発見がステップアップのきっかけに十分なり得るので、他の競技にも挑戦できる機会があれば挑戦していきたいと思います!

明日からの3連休が最後の雪上トレーニングになるので、雪上の感覚を大切にしながら滑り切って来ようと思います!