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滝沢こずえオフィシャルブログ 一意専心

体調を崩してしまった3月

気がつけば3月ももう終わりですね。
例年はすでに最終レースを終え、シーズンオフ中ですが、今年は有り難いことに雪も多い為まだレースが残っています。
今シーズンは昨年と比べて1カ月ほど長いシーズンとなっています。
気持ちを張り続けている時間が長い今シーズン、中弛みをしてしまったのか、3月中旬に体調を崩してしまいました。
社会人になって4年目、シーズン中に体調を崩すことは一度も無かったのでなんだか自分でもショックです…。
体調管理には十分に気をつけていたつもりだったのですが、“つもり“だけだったのかもしれません。

そんな3月は、体調を崩す前の4、5日に北海道札幌市で開催された宮様大会と、体調が回復した後の25、26日には新潟県十日町市で開催されたYOKO杯に出場し、計4レースを終えましたので結果をご報告します。

【第93回宮様スキー大会国際競技会】
・3月4日(金):クラシカル5km…12位
・3月5日(土):フリー10km…9位

【2022 YOKO 第40回記念十日町カップクロスカントリースキー大会】
・3月25日(金):フリー1.3kmスプリント…8位(予選8位)
・3月26日(土):フリー5km…12位

宮様大会は今シーズン3度目の北海道遠征。
悪天候でものすごい突風の中でのレースはクロスカントリースキーそのもの。
自然との勝負、ライバルとの勝負、己との勝負は辛さの中にある達成感ややりがいを感じられるレースとなりました。
苦手意識の強いフリーでしたが、少しだけ良い感覚を掴むことができました!

YOKO杯は3月下旬ならではの雪質で、ザックザクのコースは沼の中を滑っているようでした。
ポールもスキーも雪に飲み込まれる中で、どのように滑らせれば良いのか、どうしたら進んでいくのかを考えさせられます。
技術力や体力が試されるレースとなりましたが、病み上がりの私は勝負にならず、ただただ血の味がするほど辛かったです。

体調を崩してしまった時は10日以上スキーを履く事ができなかったのでナイーブになってしまい、今シーズンを戦い抜く自信をなくしていました。
「残りのレースはキャンセルしてシーズンオフにしよう」と思う自分と、「それで今シーズン悔いなく終われるのか?」と思う自分がいて葛藤しましたが、私の想いは後者の方が強かったです。

会社の理解のもとレースに挑戦することができ、多くの人の支えがあって今の私がいます。ラスト2レースは少しでも爪痕が残せるよう足掻き、また来シーズンに繋がるような我武者羅な滑りをしたいです。

4月2、3日、山形県上山市での2レースをもって2021-2022シーズンオフとなります。今シーズンの全てを出し切れるよう精一杯頑張ります!