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滝沢こずえオフィシャルブログ 一意専心

1人だけど1人じゃない

5/31(月)~6/3(木)、オフシーズン国内最後の雪上トレーニングを富山県立山町天狗平にて行いました。

天狗平は北アルプス立山連峰に位置し、標高2300mもあります。
この標高の高さが早く雪を降らせ、そして雪解けを遅らせるため、日本国内で最も長くスキーができる場所とされています。

一般的に6月は雪の面影もなく、初夏の暑さを感じる時期だと思いますが、ここ天狗平は平均気温10度と気温が低く、まだまだ多くの雪が残り、なにより高所トレーニングが行える最高の環境です!

(私の身長をはるかに超える雪の壁です。この上にコースがあります!)

この時期に良い条件のもとでスキーができる天狗平ですが、1人で競技活動をしているがゆえに直面した問題があります。

それは、自分でコース整備を行うため、トレーニング時間が削られてしまうことです。

ここ天狗平のクロスカントリースキーコースは常設コースではないため、使用者が使用するときに自分でコース整備を行います。
1人で競技活動をしている私にとって、合宿期間中、毎回コース整備を行うのは時間的にも、体力的にも厳しいです。

素晴らしい環境のもとで合宿をしたいけど、目的であるトレーニングを満足に行えないのは不本意です。

そんな時に、同日程で岐阜日野自動車スキークラブの選手も合宿をするとの情報が!
知り合いだったのでコース整備について協力・分担できないか相談したところ、快く受け入れていただきました。
おかげで、トレーニングに集中でき、素晴らしい環境のもとで久しぶりのスキーを心から楽しみ、とても充実した合宿となりました!

今までも、これからも、当たり前にコースがあるわけではありません。
必ずコース整備等の管理をしてくださる方がいて、1人の私を受け入れてくれる仲間がいます。

1人で競技活動をしているとはいえ、決して「ひとりぼっち」ではなく、多くの人たちが協力し、助けてくれていることを忘れてはいけないなと思いました。

私を応援し、協力してくださる多くの人たちには結果で恩返ししたいという気持ちが強まった合宿でした。