フォーカスシステムズ

滝沢こずえオフィシャルブログ 一意専心

「社会人アスリート」という環境を大切にしたい~齋藤×滝沢コラボ企画vol.1-part2~

本日のブログは、先月からスタートした当社所属アスリート「クロスカントリースキーヤー滝沢こずえ選手」とのコラボ企画vol.1-part2です。

フォーカスシステムズ2人目のアスリートである滝沢選手とのコラボ企画vol.1-part1では、お互いが競技を始めたきっかけや競技の魅力について語り合いました。

続くpart2では、社会人アスリートとして競技を続けたいと思った経緯や、競技と仕事のバランスのとり方について語っておりますので、是非最後までご覧ください!

齋藤:前回の話では、小学6年生の県大会で優勝して「これだ!」とスキーに目覚めたと言っていましたが、本格的にクロスカントリースキーに絞ったのはいつ頃からですか?

滝沢:本格的にクロスカントリースキーに絞ったのは中学生になってからです。それ以降それなりに結果も出るようになってきました。

実は、全中3連覇しました!

※全中…全国中学校体育大会の略称

齋藤:全中3連覇!? !? まさにホープって感じですね!

滝沢:ありがとうございます。

高校進学後もユースオリンピックや世界ジュニアなどに日本代表として出場して、それなりの成績は残していました。しかし、大学1年生のときにスランプに陥りました。その年も世界ジュニアやユニバーシアードに選ばれてはいたのですが、世界の舞台であまり活躍できず、モチベーションも下がっていきました。

その結果、翌年(大学2年生時)に、中学生のころから選出され続けてきた、全日本強化指定選手から外れてしまいました。

本来ならば、そこで悔しさをバネに頑張って這い上がるのが理想ですが、当時の私は頑張ることができず、何となくスキーをして、何の結果も出ないまま、1年が経過してしまいました。

年度が替わり大学3年になったとき、「今年の結果が来年の就職活動に影響する=今年結果を出さなければいけない」と思いました。一方で、「そもそも大学卒業後もクロスカントリースキーを続けるのか?」ということも考えました。

そして、「今年全力でクロスカントリースキーに打ち込み、もし結果が出なければ大学で引退。結果が出れば卒業後も続ける。」という考えに辿り着き、腹をくくってクロスカントリースキーに打ち込みました。

1年間一生懸命競技に打ち込んだ結果、そのシーズンに札幌で開催された冬季アジア大会で金メダルを獲得するなど、良い成績を残すことができました。

齋藤:見事なV字回復ですね!一生懸命クロスカントリースキーに打ち込み、大学3年生のシーズンで結果を出すことができたから、社会人でも競技を続けていこうと決心したのですね?

滝沢:そうですね。そのときに社会人として競技を続けていこうと決心をしました。その後、縁があってフォーカスシステムズに入社しました。

一度は競技を続けるか悩んだ私だからこそ、誰でもなりたくてなれるわけではない「社会人アスリート」というこの環境を大切にしたいと思っています。

齋藤さんは社会人として競技を続けていくことに迷ったりはしなかったのですか?

実は私のブログも近々スタートする予定なので、「滝沢こずえ」と「クロスカントリースキー」をどんどんアピールしていこうと思います。

齋藤:迷ったというほどではありませんでしたが、大学卒業後の競技への向き合い方を考えたことはあります。そんなとき、お世話になっていた先生に「今しかできないことを全力でやった方が良い!」と言われ「ハッ!」としました。アスリートとして第一線で戦えるのは、一生のうち限られた時間だけなので、十分やり切ったと思えるところまで全力でやろうと決めました。

その後、僕の場合はアスナビで就職活動をして、フォーカスシステムズに入社しました。

※アスナビ…JOCが実施しているトップアスリートの就職支援ナビゲーションシステム

滝沢:そうだったのですね。「今しかできないことを全力でやる」私もそうできるよう、頑張っていきたいです。

入社の経緯ついでにもう一つお聞きしたいのですが、入社前の不安などはありましたか?

齋藤:ありましたよ。一番はやはり「競技に充てられる時間はどれくらいあるのか」でした。つまり競技と仕事のバランスです。

滝沢:私もまったく一緒です。クロスカントリースキーは都内では練習環境があまりないので、どうしても遠征が多くなってしまいます。そんな状況で、仕事をしながらしっかり練習をできるのかとても不安に思っています。

ちょっと聞きづらいのですが、実際のところ練習はできていますか...?

齋藤:単刀直入に言って、練習はできています!むしろ学生のときより、競技に充てられる時間は多くなっていると思います。

例えば、つい先日まで韓国へ合宿に行っていましたが、それは社会人だからこそできることだと思います。学生はこの時期に授業があるので、長期の合宿へは行けませんが、社会人であればそれも可能になります。

ただ前提として自分の業務を整理することが重要です。自分の業務を整理しないまま、遠征に行ってしまえば、その分の業務を無責任に周りに丸投げすることになってしまうので。

滝沢:そうだったのですね。安心しました!

ですが、業務の整理とは、具体的にどのようなことですか?

齋藤:大きく分けて計画立てと相談です。

出社日の日ごとのスケジュールや、週ごと月ごとのスケジュールの計画を立てます。自分の持っているタスクをいつのタイミングでやるのか、予め明確にしておくことで、進捗を確認しながら業務に大幅な遅れが出ないように進めています。

しかし、限られた出社日だけではできない業務もあるので、その場合は周りの先輩に協力をお願いしています。そこで大切なのが相談です。

遠征中の業務について、自分がどこまでできて、どこからお願いするのかという相談をさせてもらっています。その際、お願いする業務については、「〇月〇日に○○の作業をお願いします。」というように、いつ何をやれば良いのかできるだけ具体的にお願いするようにしています。

滝沢:計画立てと相談ですね。とても参考になります! ありがとうございます!

齋藤:決して特別なことをやっているわけではなく、社会人として当たり前なことだとは思いますが、僕たちのような社会人アスリートの場合は、特に意識しなければいけないと思います。

ただ、僕もまだまだ半人前で、正直なところ周りの先輩に助けてもらってばかりなので、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。結果で恩返しができるよう、気を引き締めて頑張っています。

滝沢:そうですね。私も気を引き締めて頑張ります。

私もこれから遠征が多くなってくる時期に入るので、齋藤さんからのアドバイスを参考に、しっかりと計画を立てて周りの社員と協力しながら、競技と仕事のバランスをとっていきたいです。

齋藤×滝沢コラボ企画vol.1は以上となります。競技は違えど同じ社会人アスリートとして刺激し合いながら、目標に向かって頑張っていきたいと思います!

応援よろしくお願いします!